ホテルニューオータニ(東京) 印象に残った出来事

お仕事とお仕事のツナギで、東京に宿泊する必要があったため、「ホテルニューオータニ」を予約。夜チェックイン、早朝にはチェックアウトということで、宿泊記とはいきませんが、印象的なことがあったのでメモしておきます。

寝るだけじゃもったいなかった

島根と御殿場での仕事で東京を経由する必要があったため、都内で一泊。夜のチェックインで早朝にチェックアウトだったのでビジネスホテルでも良かったんだけど、東京に出ることはめったになく、せっかくの機会なのでニューオータニを予約。

これだけあちこち飛び回っていても、実は東京は未知のエリア。都会には興味がわかないので都内はほぼ観光したことがなく、恥ずかしながらホテル事情も疎いのです。

今回はザ・メインのダブルのお部屋。広いだけではなく重厚感があって、やはり他のホテルとは一線を画す…。ニューオータニを見てしまうと、広いだけ・オシャレなだけの最近のホテルはチープに感じてしまうかも(でも、安くて広いは正義!)

当然ながらバスルームも広い。腰かけられるスツールがあったり、こういった一見無駄(?)なものがあるのは贅沢なホテルの証拠(笑)

デンファレ(もちろん生花)が活けられている点も、やっぱりニューオータニだなぁ…といった印象。

お部屋からはローズガーデンが見下ろせました。歩いてみたい!と思って、スタッフに尋ねたのですが、クローズ期間とのこと。そりゃそうですよね。もう12月後半ですから。でも咲いてるんですよね。

こちらのローズガーデンは、英国王室御用達のブランドを手掛ける世界的なフローラルデコレーターであるケネス・ターナー氏によってデザインされたものらしいです。歩きたいなら春か秋ですね。

庭園もすばらしい!

ローズガーデンは諦めて庭園を散策。噂には耳にしていましたが、やはり素晴らしい庭園ですね。この立地でこれだけの広さがあるなんて、それだけでもスゴイ。

「江戸城外堀に囲まれた約1万坪の広大な日本庭園」らしいのですが、土地勘がないのでピンときません。ただただ都会とは思えないような豊かな自然に感激。

12月後半にもかかわらず、こんなに色鮮やかな紅葉が。じつは寒波襲来の時期だったので、雪を心配していたくらいだったので、なお一層この色彩には感動。

盛りを過ぎた晩秋のお庭も風情があっていいですよね。

アメニティを開封する時に事件が…

実はちょっとしたアクシデントがありまして…。ハイクラスホテルではお馴染みのomnisens。このキャップを開ける時になぜか指を切ってしまったのです。キャップの縁が鋭かったみたいです。 正直、omnisensでこんなことははじめてでビックリ。

まぁ、自分の扱い方が悪かったのだろうと思っていましたが、とりあえずルームサービスに絆創膏を依頼。電話してから絆創膏が届くまでまぁまぁ時間を要したので、電話の向こうでも「いったいどういうことだろう…!?」と話し合いがなされていたのかもしれません(笑)

絆創膏を持ってきていただいた時に、えらく心配をされましたが、「あっ、大丈夫ですよ。絆創膏貼っとけばオッケーです~」と軽いノリでサービスさんに早々にお引き取りいただき、いただいた絆創膏を貼って就寝。もしかしたら、電話の時点ではクレーマーかと思われていたのかもしれませんね(笑)

さすが御三家、ニューオータニ

翌朝チェックアウトの時にカウンターで怪我のことを心配され、「責任者がご挨拶させていただきます」と言われたのを「お忙しい中恐れ入ります。大した事ありませんのでお気持ちだけ頂戴しておきます」と、丁重にお断り。ちゃんと引継ぎができているところは流石ですね。

当たり前のように思えますが、最近このようにホウレンソウができているホテルが少なくなってる気がする。ホテル乱立、サービスの低下、人材不足などがあって、そこそこランクの高いホテルでさえ、スタッフ同士の細やかな伝達が見られなかったりするのも事実。こういった点は、コロナ禍で3年来日できなかったインバウンドは目ざとくて、「日本のおもてなし力が落ちてる」と言われたり。すごい洞察力。あってます、それ(笑)

でも、ニューオータニや帝国やオークラあたりはサービスの質は変わらないのかもしれませんね。今回宿泊してそう感じました。新しいホテルも楽しいですが、伝統と格式のあるホテルの良さを感じた滞在でした。