NIPPONIA HOTEL 大洲城下町 宿泊記

伊予の小京都と称される愛媛県・大洲。肱川沿いの小高い山の上に建つ大洲城を中心にかつての城下町が残る、古き良き日本を感じられるどこか懐かしい感じのする町です。時代とともに空き家が増え、歴史ある古民家が取り壊しの危機にあったのですが、町が分散型ホテルの運営実績のあるNIPPONIA HOTELを誘致。町は歴史ある雰囲気はそのままに、観光客が訪れる滞在先に生まれ変わりました。今回は写真中心に、NIPPONIA HOTEL 大洲城下町のゲストルームとなった建物の様子をご紹介します。

大洲城を中心に広がる城下町

実は大洲を訪れるのは2度目。7~8年前とは町の様子が大きく変わっていてビックリ!どうやらその頃に町の中の古い建物の取り壊しが進んでいたようで、なんとか町ぐるみで空き家を活用して歴史的資源を活用した観光まちづくりができないか模索中だったようです。

その時に白羽の矢が立ったのが、NIPPONIA HOTELを運営するバリューマネジメント株式会社。社長さんが旅先としての大洲のポテンシャルをその目で確かめて、この地にNIPPONIAが開業するに至ったようです。

NIPPONIA HOTEL 大洲城下町

NIPPONIA HOTEL 大洲城下町は、町そのものがホテルになっています。どういうことかと言うと、町の中に点在する歴史ある建物が宿泊棟として運用されていて、中心となるのがフロント棟というわけです。

チェックインはフロント棟で行い、その後にそれぞれの宿泊棟に向かいます。どんな建物か、どんなお部屋か、ドキドキしながら町を数分歩く時間も楽しいものですよ。

パブリックスペースも独立した建物

通常ホテルの中にある朝食会場やラウンジも、ここでは独立した建物となっています。

ちなみに朝食会場として使われているのは、料亭いづみやさんの別館。立派なお庭を持つ昭和初期の建物で、しっとりとした朝食時間が過ごせます。

NIPPONIA HOTEL 大洲城下町 のレビューでよく見かけるのが宿泊者専用ラウンジ。なんだかとても高評価なのですが、利用してみて納得。

シャンパンやウイスキーなど、お酒好きな方が歓喜するようなラインナップ!こういう時、アルコールがNGな私はしょんぼりするのですが、嬉しいことに愛媛の濃厚なみかんジュースも用意されていて、これは嬉しい!滞在中かなりビタミン摂取できました(笑)

ラウンジは中庭に面していて、気候が良ければお外で楽しむのも気持ち良さそう!芝生なので夏は蚊がいるかもしれませんが、虫よけスプレーすれば大丈夫かも。

それぞれにストーリーを持つゲストルーム

ゲストルームはそれぞれ独立した宿泊棟にあり、宿泊棟は「YUKI」「TAKE」「ATU」など、歴代藩主にちなんで名づ付けられています。

お部屋タイプによって料金や間取り、雰囲気が異なるので、こだわりのある方はしっかりと下調べして予約するといいでしょう。上の写真は蔵だった建物をリノベーションしたお部屋で、1階に水回り、2階にくつろぎのスペースをつくっています。

実際に私が泊まったのが開放的な造りが特徴の上の写真のお部屋。窓から古き良き日本の町が見下ろせて、これ、インバウンドにも良さそう!という印象。部屋はめちゃくちゃ広くて、2階にはこのベッドルームの他に書斎(リビング)も。

1階は水回りで、プライベート坪庭も完備。

夜の雰囲気がまた良くて、ちょっとお散歩していると迷子になってしまうところも歴史の隙間に滑り込んだみたいな錯覚があって、素敵なんですよね。あ、無事にお部屋に帰れました(笑)

朝食やアクティビティに関しては、トラベルjpの記事でも書いていますので、よろしければご覧くださいませ^^
「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」で大洲城下町の魅力を発掘