ずっと行きたかったチェンマイ。念願叶い、9月に行って参りました!そして泊まったのが「137 ピラーズ ハウス チェンマイ」。今まで泊まったホテルの中でも個人的にかなり上位に入る素敵なブティックホテルでした。だって世界的なホテルランキングで常に上位に入っているホテルなので当然ですよね…。トラベルjpで記事も執筆しましたが、こちらでは若干裏話も交えてご紹介します。
目次
チェンマイのベストシーズンとは
チェンマイのベストシーズン…、、それは、人によって異なります!一般的には乾季の11月~3月と言われています。で、6月~10月が雨季。では4月5月はどうかと言うと、めちゃくちゃ暑いらしいです。運転手さんの話では、40度にもなるとかで。
どう考えても乾季の11月~3月がベストシーズンと思われますよね。でも、私にとっては違うんです。なぜかと言うと乾季は大気汚染が酷く、呼吸器の弱い人は耐えられそうにない。昨年も雨季を狙ってタイを旅した“呼吸器が弱い晴れ女“(笑)の私にとっては、雨季がベストシーズン。雨季と言っても一日中しとしとと降り続けるというよりも、激しいスコールが数時間続いて上がる感じ。なので個人的には“グリーンシーズン”と呼ばれる雨季をおすすめしたい!
チェンマイのホテルエリア選び
旅行者がチェンマイでホテルを探す場合、主に四角いお堀の中「旧市街」か、オシャレな「ニマンヘミン」か、ラグジュアリーホテルが集まる「リバーサイド」から選ぶことが多いと思われます。それぞれ特徴があるので、旅スタイル・滞在スタイルによって選ぶといいでしょう。
137 ピラーズ ハウス チェンマイの場所
137 ピラーズ ハウス チェンマイ は、ピン側の東、いわゆるリバーサイドのエリアにあります。静かな住宅地の中にあり、隣には美味しいカフェレストランも。意外と旧市街まで歩ける立地で、私自身滞在中ふらふらとお散歩がてら2往復しています。疲れたらGrabタクシーを呼んだらいいですしね。
137 ピラーズ ハウス チェンマイに到着
空港からホテルまでは車で約20分。ピン川を越えたあたりから街の雰囲気が変わったことに気づくでしょう。旧市街やニマンヘミン周辺は車や人通りが多く「ザ・アジア」な雰囲気ですが、この辺りは今は静かな住宅地。昔は外国人居住地だったようです。
エントランス
車寄せで車を降り敷地に入ると、左手にレセプションがあります。
が、あまりにも素敵な空間だったので、最初レセプションとは気づかず(笑)
137 ピラーズ ハウス チェンマイにはバトラーサービスがあって、バトラー頭とLINEやWhatsappで繋がっておけば、何かお手伝いが必要な時にとても便利。英語が苦手な日本人には特に重宝する方法ですよね。
しかしバトラーサービスがアプリで行われるような時代だとは…。びっくりしましたけど、めちゃ便利。
荷物はレセプションで預けて、お部屋や敷地を案内してもらいます。LINE交換したのがバトラー頭で、案内してくれた人が担当バトラーなのかな?滞在中、車の手配やらスパ・夕食の予約などお世話になりました。
スタッフ同士の情報共有が素晴らしく、バトラー頭はもちろん、担当バトラー、朝食のレストランスタッフまでもが私の夕食予約を把握していることに驚きました。以前ニューオータニ東京の記事でも書きましたが、ラグジュアリーホテルの素晴らしさって、まさにこういった連携にあると思います。最近人手不足で連携ができていないラグジュアリーホテル・ハイクラスホテルも多いので、特に137 ピラーズ ハウス チェンマイでは流石だなと感心しました。
ゲストルーム
ゲストルームは敷地内に30室しかありません。「えっ?ここに30室だけ?」という贅沢な配置です。
お部屋は75㎡の広さのイーストボルネオスイート。写真はキングベッドですが、ツインの用意も可能です。写真右のテーブルにはゴージャスなウェルカムスイーツ&フルーツが用意されていますので、よろしければこちらの記事「トラベルjp」をご覧くださいませ♪
こちらはバスルームの手前にあるスペースで、ウォークインクローゼット、金庫などがあります。もちろんダブルベーシン。だいたいラグジュアリーホテルでは「ふかふかスリッパ」と賞賛するんですが(笑)、ここのスリッパは肌触りの良い素材!おそらく糸の細いコットンが使われいるんじゃなかろうか…。気持ちいい。
バスルームにはビクトリア様式のバスタブが鎮座。女子は大好きですよね、このフォルム。床と壁のタイルも美しい…。横にはインドアのシャワーブース、屋外にもシャワーが設けられています。
バスタブのサイドテーブルにはバスソルト。陶器製の器に入っています。陶器製…、、ごめんなさい、落として割っちゃいました。ホテルの備品を破壊したのは初めてで焦ったんですが、こんな時こそバトラー頭と交わしたLINE!
「ごめんなさい!割ってしまいました!」
「大丈夫ですか?お怪我はございませんか?」
「私は大丈夫ですが、器が割れてしまいました(涙)ごめんなさい…」
「スタッフを向かわせて掃除させます。しばらくお待ちください」
「いえ、それには及びません。ただ割ってしまったことをお伝えしたくて」
「わかりました。大丈夫ですよ」
といったやり取り。もちろん英語ですが、苦手な方は翻訳アプリを介せばいいので、本当にこの仕組みは便利。
そしてテラスでもやらかしました(笑)
まさかの締め出し。早朝、清々しい空気を吸いたくてテラスに出て後ろ手に扉を閉めた瞬間、背後で「カチャ」という音が。え…まさか…、、と思ったのですが、やはり鍵がかかってしまい、スマホも持っておらず、困った困った。
流石にこんなラグジュアリーホテルで早朝から「Help me~!!」と叫ぶわけにいかず、人が下を通りかかるまで静かに待つことに。
数分待っていると、出勤してきたバトラー頭が下を通過!!締め出されたことを説明し、部屋まで助けに来てもらいました(笑) 鍵を中途半端な位置にしたままだったのが原因だったよう。扉を閉めた振動で閉まってしまったみたい。
「何分待ちました?(笑)」
「運よく2分程度…」
まさかこんなラグジュリーホテルでこんなトラブルを起こすとは…。次から鍵は絶対定位置!
敷地内を散策
137 ピラーズ ハウス チェンマイには美しいガーデンや歴史的な建物があるので、ぜひ散策してみてください。歩いているとスタッフがにこやかに声をかけてきてくれますよ。特に私は一人旅で会話に飢えているので、話しかけてくれるのうれしい(笑)
ガーデン
緑と光が溢れる美しいガーデン。朝も夕暮れも夜も、それぞれの時間が素敵でした。特に朝は動物や花が目を覚まし、幸せな気分になれる時間。
雨季で湿度が高かったから、写真を撮ると湿度まで感じるような雰囲気になるんですよね。
きっと野良なんでしょうけど、贅沢な野良です。ラグジュアリーなホテルに住まう野良。
私の部屋の前の樹がどうやらリスのお家になっていたみたいで、特に夕方は枝から枝へと飛び移る姿を度々目撃!猫、鳥、リス、スタッフによるとカエルも(笑)いて、とっても自然豊かで癒されました。
プール
プールは目の前が緑の壁になっています。頭上は樹々で覆われていて、木陰ができる気持ちのいい場所。寝そべってお気に入りの雑誌でも読みながら過ごすと素敵。静かな空間で何もないように思われるかもしれませんが、時間によってはドリンクや軽食のオーダーもできますよ。
ラーンナー様式の歴史的な建物
チェンマイを訪れる前にいろいろと調べていると「ラーンナー」という言葉がよく登場して、最初は何のことかわからなかったのですが、昔この地にあった王朝のことだと判明。
そのラーンナー朝の時に建てられた建物が修復されてホテルのパーラーとして利用されています。この建物、実はジョディ・フォスター主演の「アンナと王様」で出てくる家庭教師の息子(ルイ・レオノウエンス)の邸宅だった建物なんですって。母親の家庭教師の仕事でこの地に来たルイは、大人になってもこの地に住んだのですね。バーには写真が飾られていました。
この建物の中がめちゃくちゃ素敵なんですよ…。用もないのに何度も足を運びました(笑)
ここではアフタヌーンティーがいただけます。ガーデンでいただいてもいいらしいですが、私なら絶対ここでいただきます!
こちらはライブラリーだと案内されてのですが、もしかしたらこの時は何かの会合で使う予定だったのかもしれません(すみません、、私の英語力w)
2つのダイニングとバー
この建物にはダイニングとバーも入っていて、ダイニングはランチやディナーで利用できます。ディナーで利用したのですが、コースだけじゃなくてアラカルトで軽い食事だけでもOK。私はサラダとカオソーイだけオーダーしました。
カオソーイは町の食堂でもいただいたのですが、町のものとは全然違うオシャレな姿で登場!そして、味はマイルド。その代わりスパイスが別で用意されていて、自分で調整できるようになっていました。これなら辛い物苦手な人でもカオソーイに挑戦できますね。
ちなみにバーでは17時から19時までだったかな?がハッピーアワーで、アルコール1杯で、もう1杯楽しめます。「ノンアルはダメ?」と聞いたところ、ダメでした(笑)
ダイニングの奥(別棟)には朝食レストランがあります。どちらの空間も素敵ですが、朝食レストランの朝日が優しく入る雰囲気がとっても気に入り、食後コーヒーを飲みながら長居してしまいました。
長居してもそもそもこのホテルには客室が30室しかないので、混雑や席が空くのを待っている人を気にする必要が全くないんですよね。スタッフの皆さんもフレンドリー^^
近所のお寺
ホテルから徒歩3分ほどの場所に美しいお寺があります。ここ、本当におすすめ。ワット ケートカーラームというお寺で、600年ほど前のラーンナー王朝7代目の王の時代に創建されたようです。
有名なお寺じゃないですが、扉の装飾がとても芸術的で、高い工芸技術にうっとりします。部屋で見られるホテルのインフォメーションビデオの冒頭もここで撮影したみたいですよ。