IHGの日本初上陸ブランド voco大阪セントラル 宿泊記

大阪にIHGブランドの「voco大阪セントラル」というホテルがあります。あまり知られていませんよね?私も開業ニュースで名前を耳にしたことがある程度でした。なぜIHGなのに認知度が低いかというと、このvocoブランド、誕生したのがわりと最近のことで、しかも日本には大阪にしかないんです。

先日試泊してきましたので、日本ではレアなvocoの宿泊体験をレポートします。

voco大阪セントラル

voco大阪セントラルがあるのは肥後橋駅の少し南。

大阪の方はよくご存じだと思いますが、この辺りには靭公園があり、オシャレなカフェやショコラティエ、セレクトショップなど、個性的なお店が集まる楽しいエリア。

立地は「大大阪」のなごり漂うビジネス街

大阪は「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれていた時代があります。五代さま(五代友厚)が大阪を大きく発展させ基盤を作った後の、大正から昭和初期の頃のことです。

今でも大阪のビジネス街、肥後橋から淀屋橋、北浜にかけて、この時代に建てられた近代建築が数多く残っています。voco大阪セントラルはその中の一つ「京町ビル」があった場所に開業しました。

大阪の近代建築がお好きなら…

ちなみに、大阪の近代建築に興味があるなら、芝川ビルや船場ビルディング、新井ビルなんかがおもしろいですよ。新井ビルは現在「五感」のカフェになっていますし、芝川ビルや船場ビルディングもテナントが入っています。voco大阪セントラルから近代建築巡りも楽しいと思います。

フロントでは中之島界隈のウォーキング&ジョギングマップがもらえます。このマップに沿ってお散歩するのも楽しそう。

voco大阪セントラルへ潜入!

話が逸れたように思われるかもしれませんが、voco大阪セントラルには大大阪時代の建物・旧京町ビルの遺物が数多く継承されているんですよね。

1階から2階にかけての吹き抜けの壁には、旧京町ビルの写真を切り貼りしたアートがあります。

旧京町ビルの外観を飾っていたモチーフも、今ではエレベーターホールにアートとして新たな命を吹き込まれています。

こちらは旧京町ビルの鉄扉をアートに再利用したもの。探せば他にもいろいろとお宝が出てきますよ。

滞在記はぜひ「旅色」をご覧ください

建築のことばかりになってしまいましたが、今回は2024年1月31日(水)までの期間限定プラン“読書と至高の睡眠プラン”を体験してきました。詳しい宿泊体験の様子は「旅色」でご覧いただけると嬉しいです!