HOTEL THE MITSUI KYOTO 宿泊記

2020年11月に二条城のそばの三井家ゆかりの地に開業したHOTEL THE MITSUI KYOTO。フォーブス・トラベルガイド2022・2023年の2年連続で最高位である5つ星の評価を獲得したラグジュアリーです。マリオットのラグジュアリーコレクションでもあるので、界隈の方はポイント(10万弱くらい)で泊まることも可能。京都で誰よりも特別な滞在を求めるなら、ぜひ泊まっていただきたい一軒です。

二条城の目の前という特別な場所

HOTEL THE MITSUI KYOTOは堀川通を挟んで二条城の向いという超一等地に建つラグジュアリーホテル。まず表玄関のこの佇まい。一目で他のホテルとは一線を画すものだと伝わってきます。この門は梶井宮門といい、大原・三千院にあったものを油小路邸に移したそうです。数十年ごとに修復を繰り返し、大切に受け継がれる歴史ある門です。

といった説明は、実は無料のガイドツアーで教えていただけるもの。人気のため、宿泊予約をしたら同時に申し込んでおきましょう。

ロビーには陶器でできた大きなアート。その奥にロビーラウンジ、そして庭園が見えます。この視点からはラウンジと庭園の一部しか見せないところが絶妙ですね。歩みを進めると、優美なラウンジから日本庭園が望め「おおっー、美しい!」と感動します。

パブリックスペースが充実 インバウンド向けの日本文化や京都の解釈本もおもしろい!

ロビーの横にはライブラリーラウンジ。こちらのアートは和紙と墨を使ったもの。入口にあったのが土のアート、こちらは紙と水のアートというわけです。自然界に存在する素材を使ったアートは心地いいです。

書籍はお部屋に持ち込みOK。インバウンド向けの「KYOTO」や「WABISABI」的なものが多いですが、インバウンド目線での日本文化や歴史を見てみるのも楽しいですよ。

ライブラリーラウンジの反対側には茶居があります。ここでは官休庵さんのお点前でお茶と和菓子が楽しめます。特別なスタッフを雇っているのではなく、ホテルスタッフがお点前を学んで披露してくれます。これもなかなか興味深い…。

二重のセキュリティで安心の滞在

今回のゲストルームへは伏見稲荷大社の千本鳥居のような通路を通ってアクセス。宿泊エリアに入るのにはカードキーが必要で、さらにエレベーターにもカードキーが必要。二重のセキュリティです。

今回のお部屋はガーデンビュー。二条城ビューやシティビューもありますが、インバウンドには二条城ビューが人気じゃないかしら。

落ち着いたデザインで、ベッドで寛いでいてもお庭が眺められるのが素敵。でも庭を挟んだ対面にもお部屋があるので(遠いけど)、うっかり裸族にならないように気をつけなきゃ(笑)

バスルームが広い!特徴的なのが、石造りのバスタブと、肌触りのいいバスローブ。このバスローブ、タオル地じゃないんですよね。とっても滑らか。そして安定のダブルベーシン。

ちなみに地下には天然温泉が楽しめるサーマルスプリングがあるので、そちらもおすすめ。水着着用でご利用ください(湯あみ着の貸し出しあり)。

ウェルカムスイーツはご近所の塩芳軒さんのお菓子。あ、チョコレートもありました。生菓子は紅白の梅をかたどったもので、小ぶりでお上品なお味。一般に売られている生菓子よりも一回り小さいので、2つでも余裕で食べられます。

池泉回遊式のお庭。もちろん散策もできます。庭園には総檜造の「四季の間」があり、翌朝はここで呼吸法のエクスペリエンスが楽しめます(無料)。

朝食会場はイタリアンレストランなんですが、メニューには朝食も。複数から選べますが、和食とアメリカンブレックファストが人気らしい。

和食をチョイスしても、店内で仕上げたクロワッサンがお席でサーブされますよ。和食と洋食とで迷っている人は、和食でもアリかな…と思います。和食を選んでもクロワッサン食べられるので。

ホテル高騰!予約は早めに…

今年に入ってから宿泊料金の高騰がすごい!コロナでとことんまで安くなり、旅行支援で料金が⤴、インバウンドで⤴、人材不足で⤴、全国どこでもこんな感じ。特に東京、大阪、京都などの大都市や沖縄、北海道などの観光都市が顕著かも。中国人が戻ってきたら、もう日本人は国内のホテルに気軽に泊まれなるんじゃないかと心配になるほど。

今のうちに気になるホテルは泊まっておきましょうね!