3月初旬のことですが(既に3か月経過…)、京都嵐山の「MUNI KYOTO」に宿泊してきました。そのうち泊まってみたいなぁと思いながらもなんせ日帰り圏内なのでなかなか実現しませんでしたが、ようやく。想像を上回る、ミニマルかつ細部までこだわり抜いた空間美が素晴らしいホテルでした。
目次
嵐山の渡月橋を望む贅沢な立地
「MUNI KYOTO」があるのは阪急嵐山駅から渡月橋を渡って左に曲がったところ。
ちょうど、人力車の乗り場のようになっているエリアを過ぎてアラビカの角を曲がったところです。ちなみに、アラビカがインバウンドで大行列できていてビックリ!確かに美味しいけど、そんなに並ぶ?というくらい並んでいました。京都のインバウンドによる混雑はどのエリアも尋常ではありませんね。
ですが、今回宿泊する「MUNI KYOTO」はそんな混雑とは無縁。全21室というスモールラグジュアリーホテルです。
チェックイン~ゲストルームへ
レセプションから宿泊棟へと続く場所には、墨絵のような美しいお庭。桂川の流れをイメージしたもので、松を龍に見立てているのだとか。重なる石は桂川のチャート層を表しているそうですよ。
このお庭に象徴されるように、とにかく館内が静か。さっき見たアラビカの行列がウソのような静けさです。
ゲストルーム
お部屋は50~70㎡。ひとりの時は50㎡ちょいのお部屋が一番使いやすいなと感じているので、私にとってはちょうどいい感じ。下の写真はバスルームから部屋側を撮影したもの。バスルームのロールスクリーンを上げているので部屋越しに外まで見えています。
もはや絵画…。この景色、春には桜色に染まり、秋は錦秋。平安時代の貴人たちが愛した嵐山が借景なんて、ものすごく贅沢。
確かに景色を主役にするなら、部屋はミニマルがいい。しかも洗練されていればなおのこと。
テラスでゆったりと過ごすのもおすすめ。下には先ほどとは違う庭園が眺められます。夜にはライトアップも。
ミニバーにはドリンクがぎっしり。ジュースがアランミリア!これだけで幸せ(笑)
ちなみに、私が宿泊した日はたまたまラウンジがお休みだったので、ミニバーにはコンプリメンタリーのビールや日本酒が用意されていました。
私はアルコールは飲まないのでラウンジに執着がないのですが、もしラウンジを楽しみにしているなら予約時に確認しておくことをおすすめします。
ウェルカムスイーツは、館内ブティックの焼き菓子でした!
京都らしいエクスペリエンス
今回は、ご近所の老松さんに和菓子のデモンストレーションをお願いしていたので、早速体験。贅沢なことに、ゲストが出向くのではなく職人が出向いてくれるのです。しかもそんなに高くないのでおすすめ。
お菓子は事前に2種選べるのですが、やっぱり目の前で作ってもらうならきんとんがいいですよね。その場でいただいたのですが、ふわっふわ!5月~6月のきんとんは多分みんなが大好きなアジサイです。写真映えするしおすすめです。
こちらはプラケースに入れてもらって、後でいただきました。体験にはお抹茶が付きます。
贅沢な気分にさせてくれる繊細な朝食
朝食は「MUNI LA TERRASSE」で。桂川と渡月橋の景観が目の前に広がります。ですが、何よりもこの朝食!!
素材の段階から丁寧につくられ、更に丁寧に調理。とっても贅沢な至福の朝食です。地産地消を意識した内容ですが、日本各地の厳選食材も取り入れられています。一番感動したのはル・ショコラ・アラン・デュカスパリ工房のチョコレートペースト。なにコレ?というレベル。
福田美術館にオープン前に入館できる!
ちなみに「MUNI KYOTO」の宿泊者はお向かいの福田美術館にオープン前に入ることができます。ホテルスタッフ付き添いで美術館に赴き、美術館側に引き継いでくれるので、スムーズです。
福田美術館の企画展示が好きで時々利用するので、これは嬉しい!