毎年毎年桜のシーズンが終了してから「佐保川の桜を見に行くの忘れた!!」というのを繰り返していたのですが、今年はJWマリオット・ホテル奈良に宿泊したので、忘れることなくすぐ近くの佐保川を散策できました。ホテル宿泊記とあわせて奈良の桜スポットもご紹介します。来年の桜のシーズンを楽しみに…
目次
日本ではここだけのマリオットブランド
マリオットは日本にも沢山ある世界的ホテルグループ。コアなファンも多く、新しい施設がオープンする話が出るとホテル好き界隈ではかなり注目の的。今年もガンガン攻めていて、ニュースなどで耳にすることもしばしば。
そんな中でも、このJWマリオットブランドは日本ではここ奈良にしか進出していないレアなブランドなんです。東京でもなく大阪でもなく京都でもなく奈良…なぜ?
実は1号店が米国の首都ワシントンDCで開業したことから、日本でも原点の地を1号店として選びたかったというのがその理由なのだとか。
外資系ホテルが日本らしいホテルを作ると、どうしても日本人が見ると「ふふふ。日本ってそういう風に見えるんだ」と、ちょっと面白いことになってしまうのが常なのですが、JWマリオット・ホテル奈良ではそういった点が見当たりません。
どうやら、デザイナーが奈良に1ヶ月ほど滞在して、その時間にインスピレーションを受けた体験に基づいてデザインされているらしい。どうりで自然なわけですね。
奈良をイメージしたゲストルーム
ロビーラウンジでは奈良の美しさやカッコよさを感じましたが、ゲストルームはちょっとカワイイ感じ。小枝を繋ぎ合わせて奈良公園の鹿の角をイメージさせたり、オレンジ色を使って若草山焼きを表したり。
お部屋で特徴的なのは、水回りのデザイン。何とも口頭で説明しにくいのですが、ベッドルームとバスルームを仕切るためににできる角(コーナー)がR状に設計されていて、優しい雰囲気を演出。お部屋を一歩出ればバリバリのラグジュアリーですが、お部屋の中は超寛げる空間作りがされていますね。
優雅な時間を過ごせるエグゼクティブラウンジ
素敵なラウンジのあるホテルに泊まると、「もう外に出て観光しなくてもいいかな…」なんて思ってしまいますよね。まさにJWマリオット・ホテル奈良がそんな感じ。どちら様かの邸宅のような雰囲気で、ラグジュアリーな時間を満喫できます。
ここでフードに手を出すと夕食が食べられなくなってしまいそうなので控えましたが、かなり満足度の高いラインナップでしたよ。フードには手を出さなかったのに、食後にまた立ち寄ってデザート食べちゃってますけどね(笑)
デザートがめちゃくちゃ良いお味だったので、おそらくフードのレベルも高いはず。
校倉(AXEKURA)の夕食
夕食は「AZEKURA」で鉄板焼きをチョイス。このレストランは中で3つのエリアに分かれていて、お寿司カウンターもあるんですよ。
小学校で習った「校倉造(あぜくらづくり)」が、海外のデザイナーの目を通すと「宝物庫→秘密の部屋・神秘的!」になるんですね。目からウロコです。そういうわけで、この「AZEKURA」は窓を設けない隠れ家のような空間になっています。
鉄板焼きは海外のゲストからも人気のようです。世界的に「WAGYU」の認知度も高まってますもんね。この日は宮崎のシャトーブリアン、愛媛のタイ、北海道のホタテ、香川のアスパラガスなどなど…。こうやって自分で文字にしながら「美味しそう…」と再び食べたくなっております。
カウンターでいただくお料理は、料理人との会話も楽しいですよね。
奈良の桜スポット
さて、せっかくなので来年に備えて近隣の桜スポットをご紹介。ここの桜を見たら、もうあんなに混雑している桜のシーズンの京都に行こうとは思えなくなるはず。
佐保川
JWマリオット・ホテル奈良のすぐそばを流れる佐保川は桜の名所。川の両側から水面を覆い尽くすように桜の枝が伸び、この状態が数キロにわたって続きます。流石春をつかさどる女神・佐保姫の名前を冠するだけのことはある!
佐保川を渡る何気ないJRも桜と一緒に撮ったら絵になる!川沿いお散歩は朝は人も少なくて、日中よりも電車が沢山走っているので桜と電車のコラボを撮りたい人は朝がおすすめです。
奈良公園
こちらは奈良公園。桜に鹿って、それだけで絵になります。それにしても外国人観光客の楽しそうなこと!
京都よりも奈良公園の桜がオススメな点は、品種が非常に多く、GW前くらいまでは何らかの桜が見られるというところ。県花でもある「ナラノヤエザクラ」はかなりの遅咲きなので、一般的な桜の時期を逃してしまっても4月後半なら遭遇する可能性が高いですよ。
満足度が高すぎるので、おそらく来年も桜は奈良に行きます
とにかく混雑が嫌いなので、もう桜の季節の京都は無理かな…なんて思っています。大きな声では言えませんが、コロナ禍は人が少なく、個人的に出歩くのには天国でした(笑)
これからは桜は奈良ですね。とは言っても、奈良もめちゃくちゃインバウンドが押し寄せているのでどうなることやら。でも時間や場所を選べばまだまだ静かに楽しめます。私は来年も佐保川です!