関空から香港経由でバリ島(デンパサール空港)へ行った際、デンパサール空港で荷物が出てきませんでした。でも今回のフライトは預け荷物のディレイ(ディレイドバゲージ)を想定していたので、非常にスムーズにコトが運びました。この時の対応方法(事前準備、現地空港での手続き、必要書類、クレジットカードの保険処理などなど)をお伝えしたいと思います。
目次
【ロストバゲージではなく、ディレイドバゲージ】
「ロストバゲージ」とよく言われますが、そのほとんどが見つかるので、厳密には「ディレイドバゲージ」で済むことが多いのが実情。私の荷物もこのディレイドバゲージでした。
ディレイドバゲージに遭遇する確率が上がるのは、乗継便の時。さらに乗り継ぎ時間がタイトな時に確率が上がります。今回はまさにこの条件が重なりました。
もともとは乗り継ぎ時間は2時間あったのですが、関空出発便が1時間遅れ、香港到着が深夜に。乗り継ぎ時間が1時間を切り、深夜ということもあったのでスタッフが少なかったのが原因ではないかと思っています。
【出国する前の準備】
乗り継ぎ時間は十分に確保していたものの、なんだかディレイドバゲージに合いそうな気がしていたので、出発前にいろいろと準備はしていました。
海外旅行保険
海外旅行保険に入らな人も多いと聞きますが、そんなに高いものではないので加入しておくことをおすすめします。頻繁に海外旅行に行く人なら、ランクの高いクレジットカードを持っておくと煩わしさから解放されますよ。私はカードの保険を使いました。
クレジットカード保険(自動付帯か利用付帯か)
クレジットカードに海外旅行保険が付いていても、ショボい(ごめんなさいw)ランクのカードは荷物に対する保険がなかったりするので、きちんと確認しましょう。
あと、「自動付帯」か「利用付帯」かも要チェック。「自動」なら特に気にしなくてもいいですが、「利用」なら切符やリムジンバスだけでもそのカードで支払っておくと保証されます。ちなみに、今まで「自動付帯」だったのに「利用付帯」に規約が変更になったカードもあるので、旅行前に再度チェックしておくことをお忘れなく!
【空港で荷物が出てこなかった時の対処方法】
わー!富士山みたーい!!なんて感動していたのも束の間、ターンテーブルでやっぱり私の荷物が出てこない…。

諦めて、手続きデスクへ。搭乗便名・航空会社名・出発地・経由地・到着地・荷物の特徴などについての口頭(英語)で聞かれます。私は「経由便が遅延したので、おそらく私の荷物はまだ香港にあると思う」と伝えたので、荷物タグの読み取りをするとすぐに見つかりました。
「明日の同時刻の便で香港から到着するよ」とのことで、ホテルに運んでもらえるようにホテル名と住所を記入。後々の保険処理にはここでもらう書類が必要となります。
1年前にもこの時期にバリ訪問記録があり、しかも1人。しかも荷物を持っていない…と、いろいろ不思議な入国者だったので税関検査で非常に怪しまれたのですが、ディレイドバゲージであることを伝えると、同情されましたw
【現地でお買い物をする際の注意点(保険処理のための)】
寄託手荷物遅延の保険があれば、当面必要な生活用品を買うことができます。旅先での貴重な時間、空港で慌てふためかないために事前に自分の保険を調べておくとストレスが軽減されます。
時間制限・金額上限あり
私のカードは、預託荷物遅延に関する保険金は10万円まで出るタイプのものでしたが、安いカードや保険は1万円や2万円というのもあるみたいなので、気を付けてくださいね。
あと、購入期限も荷物が届くまで(私の場合は最長96時間まで)はOKでしたが、もっと短い場合もあるみたいですね。
条件は加入している保険(クレジットカード)によって異なるので、各自で確認しておきましょう。
レシートが出るお店で買う
東南アジアあるあるですが、街角の出店では買わないようにしました。あとで保険請求する時にレシートがないと困るので…。今回最初のお買い物をしたのは、サヌールに新しくできた「アイコン・バリ」。間違いなく印字されたレシートがもらえるはず。

ササッと部屋着やリゾートウェア、下着、日焼け止めなどを購入。こんなことに時間をかけるのはもったいないので、この際好みはどうでもいい。

ウブドではKOUのナチュラルソープや、ウタマスパイスの美容液やクリーム、虫よけなどを購入。KOUとウタマスパイスはもともとお買い物する予定だったので、ちょっと嬉しい。

翌日もウブドで、ワンピース、サンダル、ショートパンツ(ヨガウェア)などをお買い物。
保険請求を見越して節度を持って買い物をしたので、許されるアイテムではあるけれど歯ブラシ・クレンジング・バッグなどは購入を控えました。なので、10万円のうち3万5千円程度しか使っていません。でもこれは東南アジアだったからで、冬のヨーロッパとかだったら10万必要だろうな…と思う。
無事に荷物が届く
買い物からホテルに戻ったら、なぜかスーツケースカバーがボロボロに破れた私の荷物が届いていました。いったいどこでどういう扱いを受けたらこうなるのか、なぞ。カバー意外は被害がなかったので、良かった良かった。これ以降は保険でお買い物はできません。
【帰国後の保険処理】
帰国後は保険会社に連絡して手続きを進めます。クレジットカードの利用付帯だったので、空港までのJRきっぷを該当クレジットカードで決済したことも合わせてお知らせ。
電話口のオネーサンに「必要な証明書をお持ちですか?」と聞かれたので、「何という名前の書類ですか?」と聞いたのですが、「それは私にもわかりません」と、ちょっとトンチンカンな回答。結局、現地空港でホテル名と住所を書いた書類のコピーを提出したら通りました。レシートは原本提出が必要。
現地で使ったクレジットカードの明細をコピーして添付すると、その額(日本円)で払ってくれます。添付しなければ保険会社の決めたレートとなります。
必要書類を郵送してから、10日後くらいで請求額全額が振り込まれました。意外とスムーズ。
今回のトラブルは、旅の偏差値が上がった体験として納得しています(笑)
カードにも保険がついていなくて、あまりお金を掛けたくない人は、以下の2社が安いと評判ですね。
ジェイアイ傷害火災保険たびほ
損保ジャパン新・海外旅行保険OFF