栃木県プレスツアーを振り返る

2泊3日の栃木県プレスツアー。関西からだと栃木県に旅行するってことはなかなかないのですが、
あれ?意外と旅行候補地かも?と思った3日間。関東からのように1泊2日じゃ難しいけど、2~3泊の日程で組めばかなり楽しめるはず!
温泉はもちろん、那須どうぶつ王国、日光東照宮や中禅寺湖、あしかがフラワーパークなど、見どころ満載の栃木。スポット記事はwebメディアに寄稿していますので、こちらではツアーの内容をざっくりお伝えします。

1日目:那須エリア

チーズガーデン那須本店

「御用邸チーズケーキ」が有名なチーズガーデン。那須本店がこちら。ケーキや焼き菓子の他、ワインやチーズもあって、女性が好きそうなお店。個人的にはブレンドティーコーナーがとても素敵だと感じました。店内のお菓子にあうお茶を提案されていて、その売り方が上手いんですよ(笑)。思わず買ってしまいました。
私はツアーの関係で一番最初に立ち寄りましたが、観光客なら帰る直前に立ち寄ってお買い物するのが良さそう。店内には試食が沢山で、いろいろお試しできるのもポイント。せっかくお土産を買うなら、味を確かめたいですもんね。

山水閣でランチ

山水閣さんはランチで立ち寄りました。ここのお料理、めちゃくちゃ美味しい。一つひとつがとても丁寧。私は飲めないのですが、日本酒にもあうと他の方々から好評でした。料亭かしら…と思っていたのですが、実は1980平米の敷地を有するお宿。ランチのあとで館内を見学させていただいたのですが、泊まってみたい~!! 館内のあちらこちらにゆとりのスペースがあって、 置かれている家具がとても素敵なんです。特に「那須別邸 回」という別館が、8室それぞれが違ったしつらえで超私好み。客層的には40オーバーのお財布にゆとりのある女性・ご夫婦がぴったりかしら。和や伝統工芸が好きな方は絶対お好きだと思いますよ。

那須どうぶつ王国

実はこの日は11月にもかかわらず、雪(笑)。めちゃくちゃ寒かったのです。ですが、那須どうぶつ王国の鳥さんたちが頑張ってくれました!私、鳥好きなので、バードパフォーマンスショーには大満足!ハリスホーク、ダルマワシ、コンゴウインコたちが大奮闘。この子たちカッコカワイイんです!ハヤブサが獲物を狙う瞬間を狙ってみんなでシャッター切りまくり。観客の頭上ギリギリを上手に飛ぶんですよね。時々翼がかすめていくのがわかるくらい接近してきます。コンゴウインコたちは、お見送りの時にカラフルな羽を広げてくれるんですよ、寒いのに。ほんとカワイイ。鳥好きにはたまりません…!

那須どうぶつ王国といえば、温泉に入っているカピバラがあまりにも有名ですが、このバードパフォーマンスショーは意外と大人が楽しめるショーでした。子どもより大人が楽しいかも。

九尾の狐の伝説の地「殺生石」

那須には、悪女に化けて時の権力者を惑わす「九尾の狐」伝説が残っています。殺生石という場所がそうです。駐車場からこの石までの道のりもかなりおどろおどろしい感じ。よろしければこちらは和樂web「絶世の美女、妲己(だっき)や玉藻前に化けた「九尾の狐」伝説の地。栃木には恐ろしい石があった!」でお楽しみください。

ホテルサンバレー那須

宿泊はホテルサンバレー那須さん。敷地内に9つの館と4つの源泉を持つ温泉リゾート。硫黄泉「那須温泉」、マグネシウム泉「平成の湯」、弱アルカリ泉「新那須の湯」、単純硫黄温泉「奥の沢噴気泉」とあったのですが、夜遅く朝早かったために全てを制覇できず、無念…。いくつか入った中でもお気に入りが総檜造りの露天風呂。ここは硫黄泉なので、「温泉に来た~♪」と実感できるのもポイント。

その後調べてみたのですが、このホテル、ものすごくコスパが良い!関東にお住まいなら週末気軽にお泊りできて、お食事と良質の温泉とを安く楽しめる感じ。

温泉が良かったのでもう少しゆっくりしたいお宿でしたが、翌朝早くにはチェックアウト。

2日目:宇都宮から鬼怒川へ

おしらじの滝

2日目朝は昨年SNSで話題になった「おしらじの滝」へ。滝(水)がないことが多く「幻の滝」と言われているらしい。ま、写真でもわかるように滝あったんですけどね!ガイドさんいわく、本当に運が良いらしいんですよ。何度来ても滝のない人もいるらしく…(笑)

滝へは駐車場から山道を5分ほど下ります。前日のお天気によっては足元悪いので歩きなれた靴がおすすめです。手すりがありますので年配者でも大丈夫ですが、昨年話題になったので新たに設置したらしく、それまでは手すりなんてなかったらしい。下りるのはいいんだけど、駐車場へ戻るのが上り坂なのでちょっと大変かも。

大谷資料館

大谷資料館って、以前から気になっていた場所。トラベルライターの私が「大谷資料館って栃木だったんだ~」というほど栃木県の関西での知名度が低いのが栃木県さんの悩みの種のようです(笑)

大谷資料館は「るろうに剣心京都大火編」「 翔んで埼玉 」などの映画のロケやX JAPANのプロモビデオにも使われたすんごい場所なんです。私が見学したこの日も撮影の準備がされていました。

ロケ地として有名ですが、そもそもは大谷石の地下採掘場。 2万平方メートルにも及ぶ大空間は圧巻です。

中禅寺湖

関西人の私から見た中禅寺湖は、どことなく箱根の芦ノ湖とよく似た感じ。特徴的なのは、各国大使館の別荘が点在しているってことかしら。なんで外国の大使館別荘が中禅寺湖に沢山あるんだろう…と思われた方は、和樂web「イタリアの避暑地、コモ湖のよう!大使たちが愛した中禅寺湖と別荘を巡る旅」のほうの記事をチェックしてみてくださいね。

華厳の滝ライトアップ

試験的に始まった華厳の滝ライトアップ。2020年以降の本格実施を目指して生態系への影響などを調査する目的もあるみたいですね。国立公園内ですし、生態系への影響もあるかもしれないので難しいかもしれませんが、もう少し色があるとキレイだろうな…と。今は白い滝を白い光でライトアップしているので、ライトアップされているのかどうかがわかりにくいんですよね。これ、課題だと思います。

鬼怒川グランドホテル夢の季

宿泊は鬼怒川グランドホテル夢の季さん。女性のツボを押さえたホテルだなぁと思ったら、社長さんが女性のようですね。お料理も繊細で美味しかったです。和洋室のお部屋に泊まったのですが、こちらのホテルはどのお部屋でも50平米以上あるみたい。お部屋の湯呑も交趾焼っぽくって素敵でした。女性におすすめです。

3日目:日光から足利エリア

日光江戸村

個人的に大きく裏切られたのが日光江戸村。もちろん良い意味で!子供だましの施設かと思いきや、建物はもちろん、スタッフもよく作り込まれていて(笑)、大人が楽しめる施設でした。本気で遊んだら半日では足りないでしょうね。ツアーだったので後ろ髪をひかれながら大のオトナが「忍者した~い(涙)」と言いながら村を離れました。簡単には魅力を伝えきれないので、公式HPをご覧くださいね。お仕事中に仕事仲間が捕らえられてしまいました(笑)

日光東照宮

日光東照宮は大人の事情で画像なしです。そういえば、大きな鳥居をくぐる前に「日光東照宮」という立派な石柱が立っているのですが、その石柱を裏に回ってみてくだい。これ、渋沢栄一(新一万円札)の揮毫です。こぼればなし。

霧降高原 山のレストラン

今回のツアーで、ここ良かったな~と思うスポットがいくつかあったのですが、その一つが山のレストラン。霧降の滝を望む立地、カナダ材を使った北米風の建物、大自然の中にポツンと佇む雰囲気。どれも素敵。

で、お味のほうも素晴らしい。舞茸が抜群に美味しかった。主役はお魚だったのですが、舞茸にノックアウトですわー。焼き立てのパンも美味でした。

足利フラワーパーク

栃木県足利市といえばあしかがフラワーパーク。ここだけは関西でも超有名!あいにくの雨…というか大雨だったのですが、雨だとイルミが映えるんですよね。なので、私はイルミ撮影は雨上がり(降ってる最中はイヤ)を狙いますが、この日は本当に酷い雨で…。

駆け足の見学でしたが、 さすが、夜景コンベンションビューローが認定する日本三大イルミネーション に選ばれたイルミだけあって圧巻でした。関東の方ならこのまま東京やら埼玉やらに帰れる距離ですね。関西から行く場合は栃木でもう一泊するか、あしかがフラワーパークを最終日にして東京などで一泊するか、ですね。

関西から栃木へのアクセス

関西からの旅行客がまだまだ少ない栃木。理由は「行きにくい」というイメージにあります。確かに栃木だけを旅行しようとすると本気モードで訪れないといけませんが、福島と組み合わせたり、後泊を東京にしたりすると、結構候補となりうる旅先だと思われます。

関西から栃木へのアクセスは、栃木県さんのHPでご確認くださいませ!
とちぎ旅ネット(栃木県へのアクセス)